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2012年1月

2012年1月11日 (水)

もう少し考えてほしい

あるマネジャーから、部下支援についてのご質問です。

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ある仕事を効果的に進めるようにと任せました。
この仕事について「任せている」ことには何度も伝えているので、認識のズレはないと思うのですが、その進捗が行き当たりばったり的な感じです。
どう進めるか、スケジュール組むかを質問すると、「そこまで考えていませんでした」と、対応はすぐにしてくれますが、 次に生かせていないので、同じことが繰り返されます。
必要なのは、もう少し考えることが必要と気づくことだと思うのですが、私のアプローチが適切でないようでうまくいきません。

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限られた情報なので、ここでは色々な仮説を考えてみましょう。

1.まず、相手に伝えて思ったとおりになっていないなら、これはズレがあると 認識してみる。

 ズレてない(伝わっている)ことと、ズレている(うまく伝わっていない)ことを明確にして、ズレを修正することを考える。

 また伝わっているが、うまく行動ができていないことを明確にして、行動をサ ポートする。

2.「もう少し考えることが必要と気づく」ことについて、
 ・「必要なのは、もう少し考えることが必要と気づくこと」というのはど ういうことなのか?どんな時にどんなことができることか?イメージレベルで共 有できているか?

 ・今できていない人に、意図と具体的な成果イメージが伝わっているか?

 ・「気づくこと」と「できること」は違うと思うのですが、気づかないのか、行動がうまくできないのか、忘れる(習慣化できてない)のか?

会話例
「そこまで考えていませんでした」

→「どこまで考えていた?」→考えていたことを承認→じゃあ次のステップとして、「こういうところまで考えるようにしよ う」

→コーチング→実行を支援→承認

→できたね、次もこうして考えてね。そしてさらにこれを強化しよう・・・
(具体的に何をしたらいいかがわかる会話)

3.思考の多くは習慣なので、小さなステップで一つ一つ認めることで成長をつ くると考える。

 私は1回言ったら次にうまくいく というのは、期待であり幻想だと思うことにしています。なぜなら私だってうま くできないことは多々あるからです。

 私なりに部下の習得ステップを意識して関 わっています。完璧でなくとも一つずつ前進すればいいなと。

 ・プランの段階で、考えるべきところは考えるようにコーチングします(「こういうことを考えなあかんねんで」を伝える)

 ・コーチングやアドバイスをしながらプランを実行に十分なものにします。

 ・次の時には「前回したようにして考えてきてね」と、それをもってコーチ ングします。前回学んだことが生かせている場合とそうでない場合があります。

 ・生かせていない場合は、まだ理解していないのだと理解度がわかったととらえて、今度は前回学んだはずのことを復習しながら、次のステップを強化します。
というようなことに取り組んでいます。

営業活動と同じで、ステップをつくり、確実にステップアップしていくことだと思っています。

おもしろいことに、始めは前進も小さく、まどろっこしいのですが、積み重ねていくと、今度は期待以上のことが起こってきます。

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